2009年9月12日土曜日

「むらむらしてやった」天理高野球部員美人女医を襲撃の真相(硬派編)


天理高野球部員が美人女医を襲撃した。野球部員の猥褻事件は実に多い。どうしてこんなことになるのか?
その背景を検証してみる。

女性医師を押し倒して胸などを触った天理高野球部員、強制わいせつ容疑で逮捕 「むらむらしてやった」と容疑を認める

高校野球というと一時ほどではないが熱心なファンも多い。しかし、「高校」とは銘打ってはいるものの、教育とはほど遠い珍奇なエンタテイメントであっったことは周知の事実である。むしろ、高校教育にとって高校野球は癌に等しいと言っても過言ではないだろう。

野球人気の衰退とともに、高校野球へのテンションもだいぶ下がったが、最盛期はそれはひどいものだった。

一時日本はオリンピックでのメダル獲得数が極端に少なかった。周辺国の獲得メダル数にも到底及ばないお粗末な状況が長らく続いたが、その最大の原因は体育会系の筋肉脳が文部行政に関与していたのと相まって、高校野球がのさばっていたことによるところが多い。
要するに、運動神経の高そうな生徒をあらかた野球部がかっさらっていたのである。陸上部などは残りカスかお下がりでお茶を濁していた状態である。これではアスリートが育たないのは当たり前である。校庭も野球部のグラウンドだけが幅をきかせて、他の屋外系の部活は片隅で細々と活動していた高校も多かっただろう。
雨天時には、「野球部が体育館を占拠して、他の部活が締め出される」などということも日常茶飯事だった。

こんな横暴が許されたのも、「日本国民」のそれなりの支持があったからである。高校野球の地方大会で、外野のフェンスに陣取って酒を飲みながら騒ぎまくるおやじの姿がそのまま「日本国民」の民度を反映していたのかもしれない。

で、これだけ優遇された日本の野球は世界的に抜群だったのかというと、決してそんなことはなかった。大リーグからは全く相手にされなかった。皮肉なことに日本人大リーガーが増えたのは、野球人気の衰退と正比例している。

野球と全く似たような業界がある。お医者さんだ。医学部の偏差値はめちゃくちゃ高く、日本人でIQの高い連中はこぞって医学部を受験した。ほかの学部はお余りと落ちこぼれで甘受せざるを得なかったのである。
それでは、それほど精鋭を結集させた日本の医療水準は世界的に見て高度なのかというと…。

高校野球に話を戻すが、県別対抗の形式をとっているが、それが名ばかりであることは周知の事実である。いわゆる野球名門校のスカウトが全国津々浦々から青田刈りしてかき集めてくるのである。

この状況は国体でも同様だ。必ず開催県が優勝するという茶番が長らく続いている。

こんな馬鹿馬鹿しいことを延々と繰り返しているから日本のスポーツ界は世界水準から遠いのである。

文武両道という言葉がある。高校でもIQの高い学校は部活も強い。「天は二物を与えず」というが、実際は頭の良い奴は運動神経も良い場合が多いのである。

偏差値の高い高校は受験勉強という制約があるにもかかわらず、県大会などには比較的進出しやすい環境にある。

それに比して底辺校では、部活も低調である。部活の監督がいくらコーチしても飲み込みが悪いのである。そもそも運動音痴が多い。不良系はIQも低くなく運動神経もそこそこあるのだが、部活には興味を示さない。興味を示しても教師が相手にしたがらない。

運動も詰まるところ大脳活動に拠るところが大きい。大脳が発達していれば本来運動神経も良くなるのは道理である。

勿論、「勉強はできるのだが運動は苦手」という御仁も多い。それ以上に多いのは逆のパターンだ。

東大出身のプロスポーツ選手があまりいない事実からも判るように、運動神経が良くても頭が良い連中はプロスポーツという職業選択をしない。もっと安定して稼げる商売に就くのは当然の成り行きである。日本のスポーツ界がいわゆる体育会系体質なのは、頭の良い連中がスポーツに淡泊すぎたためだろう。自分の趣味と割り切る連中が多いのだ。欧米との致命的違いである。
M元首相でも判るように、スポーツに口を出す政治家はあんなのばっかである。

こんな土壌なので、サッカーの監督に選ばれた外人が「こいつらは頭脳プレーができない」と頭を抱える始末になるのである。

あっ、また高校野球からそれちゃったな。

いわゆる野球名門校の監督をやっている奴らはブリーダー感覚の連中が多い。自宅に合宿所を建てて、そこで全国から集めてきた選手を飼い慣らすのである。

飼われている選手は名目的には高校生だが、実際には「野球漬け」でまともに授業など受けていない。

これらの高校では100人以上の部員を抱えているが、レギュラーに必要なのは十数名である。後は廃棄物だ。

ここから放り出された元部員の末路は知れたものである。

勿論、高校にもいろいろあるから、上記のような傾向丸出しのところから、多少その気のあるところまで千差万別である。

公立高校でも、上記のようなことがまかり通っているところもある。
いわゆる地域との密着である。自民党系の地方議員(たいていが土建屋)がパトロンになって野球部にいろいろと援助するのである。野球部の鬼監督もタニマチの前では幇間である。ペコペコご機嫌を取りながらお酌して回っているのである。

当然県の教育委員会も野球部のやる不正を黙認しており、校長も口出しできず、その学校では野球部の猿ガキどもがやくざの地回りよろしくでかい顔をしてのし歩いている。

朝日新聞のことを「アサヒる」などと称して左翼系新聞と勘違いしているバカウヨも多いが、こんなおぞましいバカウヨ体質の部活動を容認させたのは主催者の朝日新聞に他ならない。

高野連みたいな利権組織は早々に解散した方がよろしい。全国高校野球大会も即刻中止しろ。NHKはあんな有害なものを放映するな。受信料拒否するぞ。阪神は神聖な甲子園を猿どもに貸すな。(阪神選手もその猿のなれの果てだが…)

青田刈りが横行して県別対抗の意味などなしていない実態は国体でも同様だが、インターハイならまだ少しはマシである。同じ筋肉脳が支配している高体連も高野連に毛の生えた組織ではあるが、高校生のスポーツは高体連に統一するべきだ。

民主党の方が自民党よりは幾分かましなのと同じ理屈である。

朝日など完全に締め出して、インターハイの一環として野球を復活させてもらいたいものである。

私自身「野球」は大好きなスポーツなのである。

野球を愛好する者がリベラルなスポーツとして公平な条件で切磋琢磨する分には、私としては文句を言うつもりはない。


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