月面で謎の巨大縦穴発見 ＵＦＯ基地か？

月面に謎の縦穴　宇宙基地に使える？

月周回衛星かぐやの探査データを分析していた宇宙航空研究開発機構のチームが月の表面に「地下深くに通じる直径６０～７０メートルの縦穴が開いている」のを発見した。

縦穴が発見された場所は「嵐の大洋」と呼ばれる平らな地形で、縦穴は深さ約６０メートルまで垂直に伸び、深さ８０～９０メートル付近で平らな底面が広がっていると推測されている。これは地球で火山の溶岩が流れてできた地形の地下に「溶岩トンネル」などと呼ばれる空洞ができることから推測したものである。

月の裏側の火山活動に新事実？

月もかつては火山活動があったと考えられているので、「溶岩トンネル」ができても不思議ではない。
ただし、月において空洞ができるプロセスは地球と異なるので、実際のところは探査してみなければ解らない。

チームの春山純一宇宙機構助教は「空洞内部は、月面のような激しい温度変化がなく、宇宙放射線や隕石の飛来も防ぐことができ、月探査基地に最適だ」と話している。
月面基地とは言っても、実際は地下に作らざるを得ないので、穴を掘る手間が節約できるというわけだ。
先客がいなければの話だが…。

ちなみに今回縦穴が発見された「嵐の大洋」ではいわゆるUFO情報が巷間にあふれている。
この手の話が好きな人は以下をどうぞ。

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