2009年11月17日火曜日

新型インフルワクチン接種後2例目の死者 いずれも老人


新型インフルエンザワクチンの安全性が問われている。どのワクチンでも接種による副作用のリスクがある。新型インフルワクチンの場合、緊急性を要したので安全性が疑問視されていた。

今回の摂取後死亡事故は何れも持病のある老人であり、ワクチン接種との因果関係があきらかになるまではまだ時間がかかりそうである。

<新型インフル>ワクチン接種後2例目の死者 80代男性

≪厚生労働省は16日、長野県の80代男性が、新型インフルエンザワクチン接種の4日後に死亡したと発表した。この男性は11日午後に接種した。13日午後から家族に「動くのが苦しい」と訴え、15日未明にトイレを済ませたところで転倒。意識はあり、家族がベッドに運んだが、同日朝に死亡していた。死因は呼吸不全という。≫

新型インフル:ワクチン接種後に死亡 70代、肺に持病

≪厚生労働省は13日、新型インフルエンザワクチンを接種した富山県の70代男性が、接種翌日に急性呼吸不全で死亡したと発表した。厚労省によると、男性は11日午後、通院先の医療機関でワクチンの接種を受けた。特に異状はなかったが、翌日夜、家族が死亡しているのを見つけた。男性は肺の機能が低下し、慢性呼吸不全の状態だったという。≫

ワクチン接種後に2人死亡=中国本土で初の確認-新型インフル

≪中国衛生省は13日、新型インフルエンザのワクチン接種後に2人が死亡したと発表した。うち1人は心臓が原因の突然死でワクチンによるアレルギー反応ではないとみられ、もう1人は原因を調査中。中国本土でワクチン接種後に死亡が確認されたのは初めて。≫
新型インフルはアメリカで猛威をふるっている。

半年で3900人死亡、2200万人感染=新型インフル、若者に広がり-米
 
≪米疾病対策センター(CDC)は12日、今年4月から10月17日までの約半年間で、新型インフルエンザによる米国内の死者は約3900人(推定値)、感染者は2200万人(同)に上ると発表した。≫

新型インフルの感染者は18歳未満が800万人、18~64歳が1200万人、65歳以上は200万人で、やはり若年者が感染しやすい状況であることに変わりはない。

年齢別の死者数は18歳未満540人、18~64歳が2920人と最多で、次いで、65歳以上が440人となっている。
 
この数字を見る限り、高齢になるほど重症化している印象を与える。

アメリカは国民年間死亡率の1%に相当する約3万6000人が例年季節性インフルエンザで死亡している。そのうち9割が65歳以上である。

現段階では新型インフルが取り立てて高い死亡率であるとはいえないが、やはり新型インフルエンザに関しては、老人に較べれば抵抗力が見られるものの、季節性に較べて群を抜いて18歳未満の死亡率が高い特徴がある。

ワクチン接種をするのも、リスクを考えた上での自己判断をしなければならない。若年層は積極的に摂取した方が良さそうだ。高齢の方は更に出てくるであろうワクチン接種による死亡例を見極めてから判断した方が無難である。


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