韓国と北朝鮮の海軍が黄海で銃撃戦 韓国が圧勝した模様

黄海銃撃戦は過去にたびたび起きている。衝突の原因は漁業権に絡む支配海域の認識の違いである。現行では韓国側が主張している境界線を実効支配しているが、北朝鮮側はそれが不満なのである。
北朝鮮側の主張によれば、「越境して侵略したのは韓国側」である。
現在の軍事力関係からすれば、韓国のほうが圧倒的に有利に展開している。警備艇同士の戦闘のような機動力の勝負になれば北朝鮮に勝ち目はない。

韓国と北朝鮮の海軍が黄海で銃撃戦　韓国軍側に死傷者なし

≪１０日、朝鮮半島西部の黄海上の軍事境界線「北方限界線（ＮＬＬ）」付近で韓国と北朝鮮の海軍の艦艇が同日午前、銃撃戦を展開した。韓国軍側に死傷者はいなかった。

韓国側の主張では「北朝鮮の警備艇がＮＬＬを越えてきたので、わが海軍が警告射撃したが、これを無視して南下を続けたので、撃破するための射撃を加え、北朝鮮側も応戦してきたようだ」とのことである。≫

北朝鮮側は４人死傷か　海軍同士の銃撃戦で韓国に「謝罪」を要求

≪韓国の聯合ニュースは１０日、朝鮮半島西部の黄海で同日午前に発生した、韓国軍艦艇と北朝鮮の警備艇による銃撃戦について、韓国軍関係者の話として北朝鮮側に死者１人、負傷者３人の被害が出たと伝えた。朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部は、韓国側に謝罪を求める報道文を発表した。≫

黄海上では１９９９年６月と２００２年６月の２回、激しい軍事衝突があった。６月はワタリガニ漁の最盛期で、この海域では南北それぞれ多数の漁船が操業している。いずれの衝突も、漁船を監視する名目で北朝鮮の警備艇が南下し、韓国の高速艇を攻撃したのが原因だった。

今回の衝突は過去の衝突とは異なりワタリガニ漁の時期ではないが、お互いに挑発行動を繰り返しており、まさに一発触発の状態だった。

北、黄海に航海禁止区域、武力挑発の兆候　韓国紙

韓国軍が黄海で警戒態勢、北朝鮮の挑発行動に懸念

2002.6.29韓国朝鮮艦艇銃撃戦

ところで韓国は黄海のことを「西海」と称している。日本海に対しては「東海にしろ」と外国に対してもあつかましい要求をしているが、「西海」に関しては国内でそう呼んでいるだけである。


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