2009年12月8日火曜日

437万円の本マグロを釣った松方弘樹は儲けが出たのか?



俳優の松方弘樹氏がクロマグロを釣り上げたことが話題になった。

重さ325Kgの大物で、築地市場で競りにかけられ、437万円の高値で落札された。

このニュースを聞いてうらやましく思った御仁も多いことだろう。

超大物!松方マグロ、お値段437万円ナリ

いくらクロマグロの値段が高いといっても、相場は1Kg3千円らしい。松方マグロは325Kgとはいうものの、商品になるお肉の部分は282Kgで84万6000円が適正価格と言うことになる。松方マグロは相場の5倍で取引されたのだ。

松方氏は、昨年11月に山口県萩市見島で開催された同じ大会でも、305キロのクロマグロを釣り上げており、そのときは約195万円で落札された。これでも相場の3倍だ。

松方氏のように話題性がありPR等の付加価値が付けば値段も跳ね上がるのだが、素人が同等のクロマグロを釣った場合は100万円で売れれば御の字である。

松方マグロは関係者と折半して、松方氏の取り分は200万円程度だったようだ。

これに関してゲンダイさんが面白い記事を書いている。

松方氏がクロマグロを釣り上げるのにかかった費用を予想しているのである。

究極の道楽 マグロの一本釣りHowMuch?

素人が勝手にマグロを釣りに行くことは難しい。大概の場合は「釣り大会」に参加することになる。松方氏の場合は「萩クロマグロトーナメント」というイベントに参加した。

松方氏の場合は実際に参加費を負担したかは定かではないが、一般人の場合は総参加経費が65万円以上かかる。

この段階でクロマグロを釣り上げても、素人ではプレミアムが付かないから、市場で買い取りに成功しても「行ってこい」である。

ある程度場慣れた人なら、大会に参加しないで釣り船をチャーターすることも可能だ。その場合は1日10万円見当のようだ。5~6人で借りれば一人頭2~3万円の費用で済むかもしれない。マグロ釣りで日帰りはないだろうから、10万円近くは見る必要があるだろうが…。

問題なのはクロマグロが釣れてしまった場合、「それが市場に卸せるか?」である。
勿論、素人が直接築地で卸せるわけがない。この場合「仲買人」と交渉することになる。
幸いにも釣り船のオーナーは漁師だろうから仲買人とコネがある。オーナーと交渉すればいいのだが、仮に80万円相当のクロマグロを釣ったとしても、マージンを取られて釣り人の手に渡るのは半値以下になりそうだ。それならば、家に持ち帰って親戚縁者に大盤振る舞いした方がいいかもしれない。

それに肝心なのは「道具代」である。クロマグロを釣ろうという御仁がまさかレンタルということはないだろう。

≪「マグロ釣りに使われるのは4、5万円台のトローリング用ロッドが主です。でも200キロを超える巨大マグロを狙うなら、より強度のある特注ロッドが必要。そうなれば値段も約2倍で、8万~10万円が目安です」
 
「巨大マグロに負けないモーターを持つ、特注の電動リールは60万円が相場です。松方さんが325キロの大物を釣った時に使っていたリールも、おそらく特注品。ただ、マグロとの格闘でモーターがオーバーヒートしてしまい、最後は釣り糸を手で手繰り寄せていました」(同店主)≫


道具にこだわれば青天井の世界である。しかも、高価な道具がマグロと格闘して一発でオシャカもありだ。

松方氏は「一本釣りは地球に優しいエコ漁法」と言っているが、悪いジョークだろう。

松方氏がクロマグロを釣り上げても、釣り馬鹿以外の人はあまりうらやましがるような趣味ではないようだ。


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