2010年1月15日金曜日

小沢ダムで小沢逮捕は実現するか?



小沢氏の外堀はかなり埋められた観がある。

小沢氏側へ5千万円は「胆沢ダム受注の謝礼」

≪中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)の元幹部らが、2004年10月に民主党の小沢一郎幹事長の私設秘書だった石川知裕衆院議員(36)に渡したと、東京地検特捜部に供述した5000万円について、国土交通省東北地方整備局が発注した 胆沢 ( いさわ ) ダム(岩手県奥州市)の工事受注に対する謝礼だったと供述していることが、関係者の話で分かった。≫

水谷建設の元幹部の供述の信憑性が問われるところだろう。

[陸山会会計処理]石川議員元秘書が「証拠隠した」と上申書

≪小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の会計処理を巡る事件に絡み、同党の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=の元私設秘書が14日、「昨年3月の西松建設違法献金事件の際に証拠を隠した」とする上申書を東京地検に昨年末提出したことを明らかにした。≫

ここでも身内から裏切り者が出た構図である。

この手の疑獄事件は基本的には「藪の中」なのである。銀行強盗のように判りやすい犯罪ではない。

結局は曖昧な法律基準を元にして違法性を検討するしかない。
マスコミが騒ぐから、一般人は「小沢氏が違法行為をしたのかな?」と思うだろうが、実際にこの二つの記事を読んで違法性が理解できれば相当法律関係に詳しい人物ということになる。

バカウヨなどは「俺は小沢が嫌いだから、違法行為で逮捕は当然」と無茶苦茶な思考パターンを繰り返す。

現実的に、小沢氏は政権党の最高実力者であり、実際に違法行為をしていたか否かにかかわらず、官権力の及ぶ場所にはいない。逮捕する側の上位に位置する人間を逮捕することは物理的にできないのである。 

大物政治家の逮捕というと、小沢氏の恩師である田中角栄氏を想起するが、彼の場合、法曹界を牛耳っている清和会と対立関係にあった。
しかし、政権党の実力者であれば、その程度ではまだ逮捕にまでは至らない。
田中氏が逮捕された原因はロッキード事件であり、アメリカを出し抜いて中国と国交回復した田中氏に対する報復行為であったと解することができる。

奇しくも、小沢氏は昨年日米安保条約に異を唱え、中国に大使節団を送り込んで異常接近した。アメリカが警戒しないわけがない。

今回のマスコミの騒ぎぶりの背景にはアメリカがいるのである。先に清和会は「法曹界を牛耳っていた」と表現したが、実は正しくはない。法曹界も清和会もアメリカの子分というのが適切な表現である。

法曹界が民主党の影響下にない以上、小沢逮捕はいつでもあり得ると解するべきである。

今のところはアメリカが小沢氏を恫喝している段階である。今後、小沢氏が降伏しなければ、アメリカは更なる威圧行為を策謀することだろう。


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