2010年1月15日金曜日

今世紀最悪 ハイチ大地震 死者数十万人以上の大惨事に


ハイチのあるイスパニョーラ島はほぼ北海道と同じ面積の大島である。ハイチはその3分の1を占めている。ハイチは中米の最貧国として知られている。極めて政情不安な国である。
隣のドミニカ共和国の1人あたりのGDPが8100ドルであるのに対して、ハイチは1300ドルしかない。
ハイチとドミニカの国境は山岳地帯だが、ドミニカ側は青々とした豊かな森林が続いているのに、ハイチ側は禿げ山である。

今世紀最大の被害を出したスマトラ沖地震では死者が24万人だった。四川大地震で9万人である。
今回の地震はマグニチュード7・0と、規模的には大したことはない。しかし、直下型で震源地が浅かったことから、想像を絶する大被害が発生してしまった。
同じ直下型の阪神淡路大震災ではマグニチュード7.2で震源の深さは16キロだった。ハイチ大地震は震源の深さは約10キロだった。ほぼ同程度の地震だったと考えられる。
阪神淡路大震災でも甚大な被害が発生したが、建築物の耐震強度に決定的な差があった事実は否めない。

ハイチの国土の主要部分は瓦礫と化した観がある。

ハイチ首都壊滅、死者数十万人の恐れも
       
震源浅く被害拡大か 科学者から発生警告も

今回の地震は比較的判りやすい地震で、事前に予知していた研究者もいたようだ。

ハイチ地震死者10万人超 50万人の可能性も

ハイチの人口は約1000万人である。死者数が50万人だったら人口の5%が一瞬のうちに命を落としたことになる。

ハイチという面積の狭い国が単独でスマトラ沖地震の倍以上の被害を出したのである。


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