2010年1月9日土曜日

オーストラリアのシーシェパード擁護に見る 反捕鯨=人種差別の構図



シーシェパードの所属するアメリカは反捕鯨の急先鋒として知られているが、実は日本に匹敵する捕鯨大国なのである。

日本の捕鯨は数の多いミンク鯨が中心だが、アメリカの場合は絶滅危惧種に指定されている北極鯨やナガス鯨・ホエールウォッチングで知られるザトウ鯨などが捕鯨の対象である。

これらの捕鯨を行っているのは先住民族である。彼らを保護すると言う目的でアメリカは捕鯨を容認しているのである。

先住民生存捕鯨

しかし、「日本の捕鯨は商業捕鯨だからけしからん」というのがアメリカの言い分だ。日本は対抗上先住民生存捕鯨に反対する立場を取っている。

捕鯨問題

商業的環境ゴロに過ぎないシーシェパードに対してオーストラリアは国家的に擁護・荷担の態度を鮮明にしている。

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その背景にあるのは、人種差別主義である。

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オーストラリア人による人種差別主義は日本だけには留まらない。

オーストラリア

≪なお、オーストラリア・ウェスタン・シドニー大学の調査によると、オーストラリア国民の10人に1人が「人種至上主義者」である事が明らかになり、人種差別的視点を持つ者が少なくないことが明らかとなった。≫

オーストラリア人は出自が流刑者であることに対して激しいコンプレックスを抱いている。他の白人に対して引け目があるのだ。その反動として有色人種に対する優越意識が強いというわけだ。

実は白人同士でも激しい民族差別は存在する。日本人と朝鮮人のような対立が、ゲルマン系・ラテン系・スラブ系の間で起こっている。当然ゲルマン系の連中が一番優位を主張しており、下位に立たされた他の白人系が腹いせに有色人種を攻撃する場合もある。

オーストラリアで露骨な人種差別に走っているのは、ニート・失業者が多い。つまり、欲求不満の固まりなのだ。オーストラリアは経済政策の失敗と乾燥化によって生活状況が圧迫され、日本以上に閉塞感がみなぎっている。差別主義を醸し出す条件がそろっているのである。

これら底辺層の連中は無教養だから、「自分が何故人種差別主義者なのか」について理解することができない。これもバカウヨの場合と同様である。
しかし、政府の連中はその事情が解っているくせに荷担しているのである。オーストリア経済は日本に相当依存している。日本を敵に回すことは国家的な大損失である。それを百も承知でやっているのだ。つまり、「日本は報復しないだろう」となめているのである。

しかし、我々も外国の愚劣な連中に対しては客観的に批判できるのだが、自国の場合それができないのは悲しい。バカウヨや在日系の偽装右翼の連中はオージーの馬鹿どもを見て少しは我が身を振り返ってもらいたいものである。

シー・シェパードはグリーンピースから分離した組織である。当初過激団体だったグリーンピースも最近はすっかり大人?になって表舞台での活動が目立つようになった。それに反比例するかのようにシー・シェパードは過激になっていった。両者は無関係を主張しているが、それをまともに受けるのはおめでた過ぎるだろう。

パトロンはどうせ同じである。右翼政治家と暴力団との関係みたいなものである。
先住民生存捕鯨に関しても、グリーンピースは表面上は好意的な対応を取っているが、シー・シェパードは人種差別的な迫害行為を繰り返している。本性を丸出しにしているのである。

しかし、以上のような状況を踏まえても、日本の調査捕鯨が正当かどうかは疑問の余地が多い。


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