2010年1月23日土曜日

16歳の少女と2カ月も同棲した33歳男に見る日本の底辺社会の荒涼風景


16歳の少女を2カ月も“支配” 33歳男のゆがんだ欲望

サンケイさんの力作記事だが、よく読むとちょっと変だ。「33歳の変質者に騙されたいたいけな16歳の女子高生」という構図だが、その設定は矛盾だらけだ。ええと、記者さんは大渡美咲氏と黒田悠希氏ね。両者とも女性かな?
まだ修行が足りないな。こんな記事にGOサインを出した上司も甘いなあ。

≪「小学校の同級生だよ」-。33歳の男が学生服のブレザーを着込んでスクールバッグを持ち、高校生に変装した上で16歳の女子高生をナンパした。男は猛アタックの末、少女と約2カ月にわたる自宅での“奇妙な同居生活”を始める。「若い女性が好き」。男は同居中に少女にわいせつ行為を繰り返したなどとして、児童福祉法違反(有害支配)容疑で今月14日、神奈川県警に逮捕された。それまで女性との交際経験もなく、「イケメンでもないし、高校生にも見えない」(関係者)という男が、ゆがんだ欲望を実現させた顛末は…。≫

この記事の最大の欠陥は「顛末」が書かれていないことだ。文章が長い割に事実関係の説明も不明確である。

この事件の問題点を挙げてみよう。

(1)33歳のしょぼくれた男がどうして16歳の少女へのナンパに成功したのか?
(2)男の家族と同居する状況で、どうして2ヶ月も同棲ができたのか?
(3)関係者はどうして男の偽装に気づかなかったのか?

この3点に尽きるのである。にもかかわらず、記事ではこの点に対する明確な説明がなされていない。

(1)に関してだが、「犯人が小柄できゃしゃなので若く見えた」とい。犯人は「16歳」と主張していた。そして高校生の制服を着ていた。AVなどで女優がセラー服を着る設定もあるが、30近い女優でもそれらしく見えないこともない。

しかし、これだけでナンパが成功するわけもない。犯人は「小学校の同級生」を主張して少女をしつこく追いかけ回した。
この少女は当初気持ち悪がって、避けようとしていたが、胸を触られたり、キスされたりしている。

で、結局ナンパは成功している。考えられるのはただ一つ。「この少女のおつむが弱く、下半身もだらしない性格だった」ということだろう。

(2)に関しては、この少女が高校を中退したことが大いに関係している。働くようにせまる母親と対立して家出する。本人は働く気などまるでなし。ニート気質だったようだ。
行く当てもないから、少女の方から犯人の家に転がり込んでいった。
犯人の家は母と兄との3人暮らしで、この二人は無職。唯一の収入源はがパチンコ店に勤務している犯人の給料だった。生活保護費が支給されていた可能性もあるが記事では説明がない。

(3)に関しては、犯人は家族に少女を「26歳の女」説明している。母と兄は特に関心を示さない。
娘の家族も娘が犯人宅で同棲しているだろうことは見当が付いていたはずだが警察にも届けていない。

両家族とも人間関係がものすごく希薄なことが判る。

≪同居から約2カ月がたった9月、佐藤容疑者の兄が「うちは生活が苦しく面倒を見る余裕がない」と少女に話しかけた。「弟から26歳と聞いているが、どう見ても18歳未満だよね」と問いかけると、少女は「私は16歳」と答えた。

 兄が「弟は33歳なんだよ」と明かしたことで、少女は初めてだまされていたことに気づいた。少女はすぐに母親にメールし、母親が県警緑署に被害届を出した。≫


これが犯行が露見した下り。
この記事を読んだ多くの諸兄は、「何とも不思議な家族関係」と思っただろうが、底辺社会では極めて日常的な光景なのである。

これに近いような話は腐るほどあり、今回事件としてマスコミが取り上げたのは、あくまで埋めグサである。教員の猥褻事件同様、その気になれば毎日違うネタで記事が書けるほど頻発している事件なのである。

この事件の唯一の救いはこの少女が妊娠しなかったことである。少子化問題が叫ばれているが、底辺社会では多産化が問題になっている。若い娘が見境もなくやりまくり、父親の違う子供を産みまくっているのである。

今回の事件は少女が16歳だったので児童福祉法違反で捕まったが、18歳なら何でもない話だった。また、結婚してしまえば刑事事件にもならなかった。民事訴訟はあるかもしれないが…。
しかし、交際中の年齢詐称はよくある話である。

要するに、関係者全員がいい加減な人間だったのである。


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