2010年2月10日水曜日

利権なしにはいられない 自民党参議院議員脱落者続出


「政権を離れた生活は想像した以上に、むなしい日々だった」 自民党参院議員岩永氏、不出馬 候補者選び白紙

自民党参院議員の岩永浩美氏(67)が参院選佐賀選挙区での立候補断念を表明した。
自民党県連も岩永氏以外の候補者を模索していたが、1人を除いて断られ続けているようだ。
岩永氏は「思い切った世代交代をしてほしい」と県連役員らに後事を丸投げしたが、最悪の場合公認候補者なしの自主投票もあり得る。

佐賀県の自民党は現在も分裂状態で、支持基盤も大幅に減少している。立候補しても再選される可能性は極めて低いと予想されている。
今夏の参院選に向け、県連は昨年7月、岩永氏を公認候補として党本部に推薦したが、党本部は衆院選敗北後、候補者の公募制実施を打ち出して県連に再考を迫っていた。
本部はとっくに岩永氏に対して見切りを付けていたようだ。

党方針に従えば、今後候補者を公募することになるが、県連はまるで乗り気がない。仲間内でこれまで利権を守り合っていたのに、どこぞの馬の骨にかき回されるのが面白くないのである。先の衆院選で落選した福岡県連会長が立候補という案が有力だが、福岡氏では岩永氏以上に当選の目が薄いというのがもっぱらの予想である。

民主党は先月末、弁護士の甲木(かつき)美知子氏(38)の擁立内定を発表しており準備万端である。既に票固めの態勢に入ったものと思われる。

立候補を断念したのかについて、岩永氏は以下のように語っている。

≪「昨夏の衆院選で大敗し、政権を離れた生活は想像した以上に、むなしい日々だった。県議時代を含めて与党議員として 35年間、県民や国民の要請に応えてきたが、生活が一変して戸惑っている。「仮に当選してもモチベーションが維持できるかな」≫

「仮に当選しても、野党ではうま味がなさすぎる。採算が合わず商売にならない」と言っているのである。正直な人だ。


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