2010年3月3日水曜日

バンクーバー五輪 惨敗日本は韓国をまねるべきか?



メダル数で圧倒した韓国の五輪戦略を日本は真似るべきか

≪日本が獲得したメダルは銀3・銅2の5個。金メダルこそ獲れなかったものの荒川静香の金1個に終わった前回のトリノ五輪と比較すれば健闘したといっていいだろう。≫

これは私も同意見である。ロートルが目立つ最低戦力の割にはガンバッた成果だと思われる。「金」は最初から期待していなかった、というよりは無理だったのである。「銀」2つ分予想外に多かった感じだ。

今回の五輪で最もインパクトがあったのはやはり女子フィギュアである。ここだけは潤沢な資金が流れており、マスコミも騒ぎまくっていた。
しかし、これさえもキム・ヨナの方が事前に有利だったのである。
日本が唯一金をかけた割にはロビー活動に目覚ましいものはなかった。場外戦でも韓国に利があった。
浅田がフリーでコケそうになったが、あれだって「陰謀」だったかもしれない。異様にリンクが荒れていたのである。普通はあんなトラブルは起きない。
不当配点も露骨だった。IOCへの手前日本のマスコミは批判もできず、「残念」でお茶を濁しているが、公表しないもののいろいろ情報を握っているものと思われる。

≪確かに韓国の躍進は目覚ましい。今回は金6・銀6・銅2の計14個ものメダルを獲得した。しかも効率がいい。韓国が派遣した選手は45人。日本は94人を送り込んでメダル5個だから、韓国がいかに少数精鋭でしっかり結果を出したかが分かる。≫

これが現実である。「無能な選手を大量に送り込む必要があるだろうか?」と言う議論も当然出てくる。
韓国的発想で行けば、日本は10人程度の選手団を送れば良かったことになる。ただし、日本は選手団以上に111人もの役員団を送り込んでいる。

≪韓国はメダルが狙える競技を絞り、最高の環境で選手を鍛えているのに対し、日本は各競技を平等に見(といえば聞こえはいいが、ほとんど放置に近い)、選手個人の頑張りに頼っている状態。これでは獲得メダル数に差が出るのも無理はない。≫

これもその通りで、餌が違いすぎるのである。当然肥り方に差が出てくるのはやむを得ない。

五輪を国威発揚の場ととらえるかどうかが問題点なのである。

韓国も五輪の花形競技に入り込む余地はない。せいぜい欧米があまり関心を示さないおこぼれ競技に目を付けるしかないのだ。
今回のスピードスケートは韓国にしてはガンバッたし、フィギュアはたまたまキム・ヨナという天才がいただけの例外的結果とも評価できる。

それに対し、日本は「五輪のときだけマスコミがガセネタを流して騒ぐ」というみっともないことを繰り返している。

要するに騒がなければそれだけの話である。パラリンピック並みに扱って、地味目にしてしまうのも方策である。

「参加することに意義がある」の精神を表に立てて、金もないのに地道にやっていた選手が五輪参加資格を獲得したならば、せめて旅費くらいは支給して「思い出作りしてもらう」と割り切るのである。

メダルが欲しければ金をかけるしかない。日本でも「国体」をやっていて、いつも開催県が優勝する。
金を使えば使っただけメダルが増えるのは間違いない。
「国体」でいえば、人口も少なく入賞もおぼつかない成績だった県が突然総合優勝できるのは、金を使ったからである。
選手は金で買えるのである。
つまり、他の県から優勝候補者を引き抜いてくればいいのである。八百長試合をしなくても済む。

五輪でも同じで、国内に適当な選手がいなければ金メダル候補者を札束で叩いて帰化させてしまえば、たちどころに五輪大国になる。大相撲みたいなものである。

スポーツの実態などこんなものだ。高校野球も県別対抗のフリをしているが、実際は金による引っこ抜きで勝負がついているのは常識である。

プロ野球も読売を見れば判りやすい。
無駄な国体を中止して、浮いた金を五輪に突っ込めば、韓国並みのメダルは期待できるかもしれない。


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