2010年5月18日火曜日

どうしたSEIKO 泥沼のお家騒動で世界の嗤いものに


セイコーといえば時計メーカーのイメージが強い。昔はいい時計を作っていたが、最近はあまりぱっとしないな。
むしろ、我々にはエプソンの方がお馴染みである。
日本ではプリンターと言えばキャノンかエプソンしか選択肢がない。どちらもインクジェットカセットインクを法外な値段で売りつけ、露骨な荒稼ぎをしている。
キャノンといえば経団連の例の御仁を想像するので、使いたくないから「エプソン」を選ぶ連中も多いことだろうが、ところがどっこい、エプソンの内情もとんでもないことになっていた。

”世界に輝く「SEIKO」ブランドの失墜” オーナー一族による会社の私物化 その病巣に迫る

一流メーカーでも内情は一族経営でむちゃくちゃなところは案外多いものである。セイコーの場合は、怪しい謎の女帝まで登場して泥沼の葛藤を演じていたようだ。

≪労働組合のセイコーグループユニオンにはパワーハラスメントや左遷人事などの被害報告が寄せられた。
中村昇造組合長は「退職や鬱病になった被害者は報告されただけで50人を超える」と明かす。 ≫


ここに限ったことではないのだろうが、派閥争いのとばっちりは全社を巻き込んで展開されているようだ。

≪セイコーは服部時計店を興した服部金太郎氏が創業者。長男の玄三氏が2代目、二男の正次氏が3代目を務め、4代目に玄三氏の長男の謙太郎氏、5代目に二男の礼次郎氏が就いた。インスツルを解任された純市氏は謙太郎氏の長男。≫

一族経営丸出しである。

≪6代目以降は一族以外から就いたが、礼次郎氏が事実上の権力を掌握。10代目の真二氏で再び創業家に戻る。
真二氏は謙太郎氏の二男で叔父に当たる礼次郎氏の養子という複雑な関係だ。しかも礼次郎氏は名誉会長の肩書のまま残る。≫


利権が絡むと血縁関係もややこしい。

名誉会長&女帝の追い落とし…セイコー“クーデター”の真相

≪「世界のSEIKO」で、社長解任劇が起きた。4月30日、東証1部上場のセイコーホールディングス(HD)は、村野晃一会長兼社長(72)を解任し、創業家の服部真二副社長(57)が同日付で社長に昇格したと発表した。一見、創業家復権のクーデターのようだが、実はグループの陰の最高権力者、服部礼次郎名誉会長(89)と「女帝」と呼ばれる役員の追い落としが解任劇の真相だ。≫

骨肉の争いと言う奴である。

セイコーホールディングス

海の向こうではロックフェラー家が骨肉の利権争いをやっているが、セイコーはそれの超ミニチュア版だな。

ところで、一生懸命セイコーネタの暴露記事を書いているのはサンケイさんだけである。
ネット上では、「サンケイはどうしちゃったんだろう?」との声がしきりだ。


記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ!! 
<(_ _)>

→人気blogRanking

→FC2 Blog Ranking

0 件のコメント: