2010年6月11日金曜日

口蹄疫 50Km離れた都城市に飛び火の怪 ウイルステロの疑いも


都城の牛に口蹄疫の疑い 9頭殺処分へ、遺伝子検査

≪都城市はこれまで感染が広がっていた同県東部の川南町などと約50キロ離れ、制限区域が4日に解除されたばかりのえびの市や、鹿児島県と接している。離れた地域で感染の疑いが発生した理由について、県の担当者は「分からない」としている。≫

厳重な防疫対策の網をかいくぐって、なぜ50Kmも離れた都城市にウイルスが飛び火したのか?
ウイルスという特性を考えた場合、野生動物や、人間のうっかりミスなどあらゆる可能性を考慮する必要があるだろうが、その中で最も疑うべきは人為的伝染である。それが故意によるものだったら「テロ」ということになる。

しかし、これが人体に脅威を与えるウイルスだったら日本国はどうなってしまうのだろうか?

今回の一件でウイルス兵器や細菌兵器が日本で使用されたならば、日本国はなすすべがない状況であることが解った。

家畜を人間に置き換えて考えれば実にお寒い限りである。微生物兵器に対する防疫体制など現段階の科学力では構築できないのだ。
原子爆弾は作れても、防御する技術がないのと状況は同じである。

「畜産基地」の異名を持つ都城に衝撃が走る…口蹄疫疑い例「なぜ飛び火…」

≪宮崎県などが警戒していた「飛び火」が現実となった。全国有数の畜産基地、同県都城市で9日、新たな口蹄疫(こうていえき)の疑い例が浮上した。5日前に同県えびの市で家畜の移動などの制限が解除され、明るい兆しがみえたばかり。これまでの懸命のウイルス封じ込め策は及ばなかった。隣接する鹿児島県も有名ブランドを抱える畜産地帯。「非常に厳しい状況だ」。
関係者は危機感を募らせた。≫


都城市の口蹄疫が拡大したら確実に累は鹿児島県に及ぶ。

宮崎・都城の牛3頭は陽性 同じ農場の250頭を殺処分へ

≪同市は2006年時点で、牛・豚いずれも全国市町村トップの産地。
隣接する鹿児島県側も畜産業が盛んで、周辺自治体の警戒が強まっている。≫


もしテロだとしたら、どんな連中がやらかすのだろうか?
日本国内で宮崎県の畜産を叩いてもそこから利益誘導できるような利権団体は少ない。勘ぐれば別の産地の業者とか牛丼屋とか何でも怪しくなるが、経営が苦しいだけの理由ではリスクを考えれば問題外である。それよりも製薬会社は儲かりそうだ。
「コンピュータウイルスを矢継ぎ早に作り続けている奴は誰だ? 実はセキュリティソフト会社が一番怪しい」などという「下らない冗談」はあるが、本物のウイルスをばらまく製薬会社など常識的には考えられない。

ということは、外国勢力が怪しいと言うことになる。
もう一つ考えられるのは、カルトだ。地下鉄サリン事件のように手前勝手な教義に基づいて、無関係な一般人を殺戮する場合である。尤も、オーム真理教事件そのものも「一般には隠匿されている裏事情があった」という説もある。「実際は別の巨大組織が関与して、オーム真理教は偽装工作として利用されたに過ぎない」というものだ。
カルトで外国勢力なら「文句なしに怪しい」ことになる。これに該当する宗教団体はいくつか存在するが、この程度の憶測で実名を挙げるわけにはいかない。

口てい疫消毒用タンクにガスバーナーのようなもので開けた穴 県、故意に開けたものとみて警察に被害届


現段階ではテロを疑わせる直接的な事件はこんなものしかない。

和牛輸出ピンチ 「国際獣疫事務局(OIE)」が口蹄疫で日本を「非清浄国」認定

口蹄疫汚染牛を食用に回すことは不可能ではないが、日本人の性格上、それはしないだろう。ということは輸入牛肉を増加することになる。食肉輸入関連の業者にとっては、今回の事件はメリットになる。

口蹄疫が日本中に伝染し国産食肉が全滅したら、政府も輸入規制を緩和しなければならなくなる。
国家的陰謀としてやらかしそうな外国政府は3カ国存在するが、これもこんな憶測で実名を挙げるのは失礼というものだろう。

いずれにせよ、愉快犯による個人的テロの可能性は低い。テロだとしたら相当の資金がなければ実行できない。

テロの目的はやはり利益誘導だろう。一番手っ取り早いのは「空売り」である。
食品テロの常識である。警察はこの線でも捜査した方がいい。暴力団が組織的に動いている可能性もある。

メキシコ湾の原油流出事故もテロを疑う必要がある。BP株は大暴落している。もしこれを空売りしている者がいたら、瞬時に巨額の富を得ることができる。
007でお馴染みのネタだが、実際に起こらないとは限らないのである。
こんなことを書いても日本人はおめでたい連中が多いから、「絵空事」と思ってしまうだろうが、アメリカもイギリスもその線で徹底捜査していることは間違いない。


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