2010年6月26日土曜日

ドイツで67歳のテストドライバーがトヨタのスーパーカー運転中事故死 また欠陥か?



【ドイツ】トヨタのテストドライバー成瀬弘さん(67)が事故死、公道でレクサスLFAの試験走行中に

≪トヨタ自動車は24、テストドライバーとして、スポーツカー開発に長年携わった成瀬弘さん(67)が、ドイツ西部の公道で高級スポーツカー「レクサスLFA」の試験走行中に事故死したことを明らかにした。 ≫

モータースポーツに関心ない人やスポーツカーに疎い人は、「何じゃい、こりゃあ?!」の世界だろう。67歳でテストドライバー? しかも所属はトヨタ? 事故ったのがドイツの一般道。しかもぶつかった相手がBMWのテストドライバーだった!?
「どうして、公道でテストドライバー同士が衝突するんだ?」
まさに謎が謎を呼ぶような事件である。
しかし、モータースポーツに詳しい人にとっては別の観点で疑問を抱くことになる。

成瀬 弘

≪成瀬さんは1963年にトヨタ自動車に入社後、ヨーロッパでレースを戦う傍ら、2000GTをはじめとするトヨタのスポーツカーの“味付け”を行ってきた人物。トヨタ自動車のテストドライバーの中でも『トップガン』と呼ばれる最高ランクのドライバーのひとりだった。近年は豊田章男社長とともにグラスルーツでのモータースポーツとしてGAZOO Racingを推進。LFAでのニュルブルクリンク24時間挑戦を行うなど精力的に活動を続け、脇阪寿一らを擁した今季のニュル24時間では監督も務めた。≫

成瀬 弘氏はモータースポーツ界ではビッグネームである。そして、事故が起きたニュルブルクリンクも、耐久レースの聖地みたいな場所だった。

ニュルブルクリンク

そして、事故を起こしたレクサスLFAはトヨタが渾身の力を注いでいるスーパーカーである。

レクサス・LFA

ここで問題なのは、事故の状況である。

BREAKING: Toyota's chief test driver dies behind wheel of LFA in Germany

何と、成瀬氏が対向車線にはみ出してBMWと激突した可能性が高いのである。いくらサーキットの近くとはいえ、公道で、しかも成瀬氏ほどのベテランが通い慣れた道でどうしてこんな事故を起こしたのか?

現在のところ原因は不明である。しかも、一番肝心なのはBMW側は生存したのに、成瀬氏は死亡してしまったと言うことである。いくらスーパーカーとはいえ、市販車である。この車の安全性が疑問視されても仕方がない。

以下は巷間の声だが、書き込んでいるのはかなりのマニア連である。ある程度知識がないとコメントしようもない。

※現状を見ると不可解なところが多いね 何で対向車線にクルマがあるんだろ ベテランがこんな間違えはしないだろ。

※設計段階でミスが有るのでは?

※ということは、バルクヘッドを突き破ってエンジン、ミッションが室内に飛び出してきているということか?

※Aピラーが折れているし、Bピラー付近の外装の変形破壊もあるようだから事故の瞬間は室内空間はかなり圧縮されて変形したのだろう。

※しかもプロペラシャフトが破損しミッション後部からエンジンもろとも室内に飛び込んでいるなら、車両設計が悪いと言わざる得ないでしょう。

※↑トランスアクスルレイアウトだからトランスミッションはリアなんだが・・・・・・・

※↑誤ープロペラシャフトが破損しミッション後部からエンジンもろとも
正ープロペラシャフトが破損しエンジン後部からエンジンもろとも

※このレクサス、室内の車両強度が足りない事が露呈したね。

※結局、この強度の無さが、サーキットを走る時も影響していて早く走れない訳だ。コンニャク車体に強力エンジン、限界走行では怖い動きをする訳だ。

※やっぱり、せっかく良い素材もありながら、トヨタらしいビンボー臭さで

※どっかで手抜きした、人命軽視のお飾りスポーツカーってか?!

※トヨタ、米でHV販売中止 燃料漏れの恐れで

≪トヨタ自動車は25日、米国で販売している高級ハイブリッド車(HV)
「レクサスHS250h」の2010年モデルに燃料漏れの恐れがあり、米国の安全基準を満たして いないとして、同日販売を中止したと発表した。・・・以下略 ≫

※BMの方が安全ということだね

※現場写真を見る限りでは、BM側はかなりの距離にわたってブレーキをかけている。ABSがきれいに作動し、その状態でもカーブにそってきちんと曲がり、ABSのお手本のような軌跡となっている。
それに対して、トヨタ側はノーブレーキ。BM側がかなり減速しているにもかかわらず死亡事故にまでなったということは、トヨタはABSすっぽ抜けどころか、アクセル誤作動による暴走の可能性を考える必要がありそうに思える。

※↑ろくなブレーキ痕無いのに、どこをどう見ればそんな答えになるの?

※Aピラーは救出の為に切断したんじゃない?
この事故ですごいのはBMWの車の良さが本物ってこと。
安全性に緊急回避操作でも確実に車が反応する運動性能と各種安全デバイス。
ボディもクラッシャブルゾーンを効果的に潰してリアは歪みなんかなさそう。

※安い3シリーズでもいいから、ちょっと欲しくなってきた。

※哀悼の意を申します。
何だかんだ言っても日本の現代史の影で支えていた功労者の一人です。

※切断しないと救助出来ない車がTOYOTAの最高峰レクサスLFA
BMWは普通にドア開いたみたいだしw

※切断したのは、ボディーの一部もしくはステアリング部品が楔状に、成瀬氏に食い込んでいたので、救出のため切断した。

※Aピラーは、事故の衝撃で室内が圧縮され耐え切れず折れた。その影響が各部の損傷より見て取れる。

※事故の瞬間は、室内はかなり圧縮され、ドライバーの生存空間は無かったものと思われる。
成瀬氏は前からせり出したハンドルシャフトなど破損部材で、かなりの損傷を受けたものと推測。

※↑今の車で、衝突したからと言ってハンドルシャフトがせり出してくる車はありえんだろう。

※まあいずれにしても、こんな人命軽視の車、発売前に実際の事故で安全性が無い事がわかって怪我の功名で良かったかも知れない。


スポーツカーマニアの間ではBMWの株が上がってしまう皮肉な結果になってしまった。

亡くなられた成瀬氏には哀悼の意を表します。


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