2010年6月29日火曜日

中国にまたもや水怪出現!被害者続出



水怪というとイメージとしてはネッシーのような爬虫類系の怪物を連想させる。
その意味で中国で最も有名なのは長白山・天池の水怪である。

【中国のネッシー】天池で恐竜20頭が目撃される

長白山・天池に怪物?観光客が異変目撃

長白山は中国と北朝鮮の国境にある山で天地は頂上にあるカルデラ湖である。面積は諏訪湖の3分の2程度。比較的最近できた湖である。
したがって、恐竜が生き残っている可能性は全くない。

長白山観光

中国には他にも水怪伝承が各地にある。一番多いのがチベットである。チベットには琵琶湖よりも広い面積の湖が多数存在し、それぞれの湖に水怪伝承が残されている。

中国版ネッシー「水怪」

しかし、今回取り上げられたのは浙江省上虞市の小さな湖で、生活排水に汚染され相当バッチイ湖らしい。
見つかった水怪も爬虫類型ではなくゼリー状の生物である。

【中国】謎のモンスター出現!どんどん繁殖し地域住民は困惑]

≪浙江省上虞市にある村の湖で見つかった『謎のモンスター』は、なんとも奇妙なドーナツ状の姿をしている。
赤く充血したような皮膚の表面に小さな穴や黒い斑点のようなものが無数にあり、 その周囲はゼリー状の液体で覆われている。≫


サイズは直径50センチと大したことはないが、写真を見る限り、細長いものを無理矢理円形にしたようにも思われる。
伸ばしたら150センチくらいはありそうだ。

≪調査の結果、専門家らはこの『謎のモンスター』は細菌や微生物から形成されているのではないかという見方を強めている。≫

何やら下等生物らしいが、正体は不明とのことだ。

≪村人らはこの湖で洗濯をしたり、水浴びをしたりしていたため、最近では「水が臭くなった」、「水浴びをしたら全身がかゆくなった」などの声があがっていたという。≫

この生物が原因かは不明だが、湖水が汚染されていることは事実のようだ。一応被害者も出ている。

2ちゃんねる上では「外肛動物のオオマリコケムシではないか?」という意見が支持を得ている。

オオマリコケムシ

と、外見上は確かに似ている。日本でも都市近郊の汚染された湖沼で比較的簡単に見つかるようだ。

外肛動物

中国の専門家が外肛動物の存在も知らないのならお粗末としか言いようがない。

【中国】謎の「生物」出現!?汚染湖でたんぱく質と細菌の固まりが…

実はこの手の水怪は中国南部では毎年のように出現している。
そのたびに、「謎の怪物」と新聞が騒ぐ仕組みになっている。

≪中国科学院微生物研究所、福建師範大学生命科学学院、福建省農業科学院の専門家による観察と分析調査の結果、この「生物」は99.75%が水でできていることが判明。残りの0.25%は未知のたんぱく質であるという。驚いたことに、「体内」からは湖水の147倍の細菌数が確認された。これについて専門家は、「湖水は一般にpH7前後で、工業排水がpH8前後。だが左海のpHは8.6と酸性度が高く、これは湖の深刻な汚染状況を説明している」と指摘。

この「生物」は「細菌、放線菌、真菌」の3種類からなる自然界では極めて珍しい複合体。
「血管」はその体内に取り込まれた藻で、「目」に見える部分は真菌が不良環境下で形成した胞子膿であることが明らかになった。国内外の文献を探しても、この「化け物」と同様の生物に関する記述は見つかっていないとのこと。 ≫


2008年の記述を見る限り、外肛動物とは別種の共生体のようだ。今回発見された水怪が前回のと同一のものかは不明である。

いずれにせよ水怪騒ぎは、環境汚染による生態系の異変が生み出した現象であることは確かだ。今後も中国では新たな水怪が大量に出現しそうである。



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