2010年7月6日火曜日

参院選獲得議席予想 民主65 自民30でWスコアか?


【公示前勢力】
民主党 116 自民党 71 公明党 21 共産党 7 社民党 5
国民新党 6 新党改革 6 たちあがれ日本 3 みんなの党 1 幸福実現党 1 無所属 4

【改選数】
民主党 54 自民党 38 公明党 11 共産党 4 社民党 3

国民新党 3 新党改革 5 たちあがれ日本 1 みんなの党 0 幸福実現党 0 無所属 1


晴れの場合雨に較べて3%くらい投票率が上がるが、今回は期待できない。もし晴れれば自民党とみんなの党に上積みが期待できる。

1992年以降、投票率が60%以上になった例はない。投票条件だけを見れば、1998年のパターンと状況は酷似しているが、今回の得票率は更に下がりそうである。
場合によっては50%割れの可能性もあり得る。
その場合、公明と共産に有利に働き、自民党やみんなの党は不利である。特に自民党は組織票をことごとく失ってしまった影響が大きい。

民主党への支持率はじり貧状態ではあるが、自民党がそれを吸収できるとも思われず、

得票率分布は、

【比例区】
民主党40%(±4)、自民党21%(±3)、公明党13%(±3)、共産党10%(±3)、みんなの党7%(±3)、社民党4%(±2)、その他諸派5%(±2)

【選挙区】
民主党42%(±5)、自民党22%(±3)、公明党7%(±3)、共産党11%(±3)、みんなの党10%(±3)、社民党3%(±1)、その他諸派5%(±2)

【獲得議席数】
民主党65(±7)、自民党30(±8)、公明党10(±2)、共産党4(±1)、みんなの党3(±5)、社民党3(±1)、その他諸派6(±2)


こんな感じになるものと思われる。低投票率の場合、依然として民主党と自民党はWスコアのままである。それが1人区で決定的な差となり、獲得議席数でもWスコアになってしまう。

マスコミの獲得議席予想は以下の通り。マスコミが提示する数字などアメリカの意向を受けた捏造の数字と言い切ってしまえばそれまでだが、ここではしこしこ電話調査した結果をまじめにカウントしたという前提で話を進める。

【毎日新聞】
民主党55(±5)、自民党40(±8)、公明党8(±2)、共産党3(±0)、みんなの党10(±3)、社民党1(+1)、その他諸派0(+4)


例によっての電話調査は機会音声を一方的にたれ流し、受け手に不快感を催させる調査法だ。この調査結果では棄権票の行方が反映しづらい。マスコミ側も多少は考慮して算出しているだろうが、投票率が下がれば期待値からかけ離れた結果になるのである。

毎日新聞は自民党とみんなの党を過大評価しているが、浮動票頼りの政党に低投票率は大きな打撃になる。
その分組織票がものを言ってくるのである。
一応電話調査では、「投票に行くか?」と確認を取るが、大概の場合は「行く」と答える。
実際の棄権票を有効票とカウントしてしまうため、調査データの30%くらいは無効になってしまう可能性が高い。
無効回答が平均的に分散すればいいのだが、今回のような情勢の場合は現状不満派が投票すると思われる自民党とみんなの党に不利に働く。

【朝日新聞】
民主党54(±8)、自民党41(±6)、公明党8(±2)、共産党4(±2)、みんなの党9(±3)、社民党1(±1)、その他諸派0(+4)


これは6月18日の調査なので、データがやや古い。現在の民主党はこの時点よりも支持率を失っている。自民党とみんなの党を過大評価しているのは毎日新聞と同じ。

私の予想は、自民+みんなの獲得予想議席50の内、低投票率による浮動票減衰分が17あると分析している。その受け口は大半が民主党に回るものと考えられる。
尤も、投票率が70%を超える状況になれば、両紙の予想数はかなり的中するものと思われる。

【読売新聞】
まだ予想議席を出していないが、民主が50程度、自民が50に迫る勢いと分析している。


【その他の予想議席】
NHKの議席予測
民主党:選挙区36、比例区17の計53、自民党:選挙区33、比例区12の計45

共同通信社の議席予測
民主党:選挙区35、比例区17の計52、自民党:選挙区34、比例区12の計46

日本経済新聞社の議席予測
民主党:選挙区37、比例区20の計57、自民党:選挙区32、比例区11の計43

週刊文春の議席予測
民主党:選挙区32、比例区20の計52、自民党:選挙区29、比例区11の計40


以上は現段階での予想である。残りの期間に何が起こるか解らない。まあ、大した事件も起こらずズルズル行く感じがする。


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