2010年7月8日木曜日

人類終末を予感させる新疆のUFO


6月30日の午後11時45分頃、新疆ウイグル自治区ウルムチ市の紅山停留所で空を指差す人々の姿を見かけた。指が示す方角を見ると、正体不明の光る円形の物体が後ろに長い扇形の白い光を伴いながらゆっくりと東の方へ飛んで行くのが見えた。
ある市民は、「未確認飛行物体」の撮影に成功し、「高速道路を運転中、後方に扇形の白光を放った1機の円形の飛行物体が空に短時間現れたのを見た」と話した。

中国のネット上では、しばらくUFOのネタで盛り上がっていた。

しかし、新疆天文学会の宋華剛事務総長によると、この物体は未確認飛行物体(UFO)ではなく、同日アメリカが打ち上げた大陸間弾道ミサイルで、新疆の一部地区では宇宙を飛行するミサイルを肉眼で確認できたという。

実際、アメリカ軍は6月30日にカリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から大陸間弾道ミサイルを発射し、7000キロ以上離れた目標に命中させている。

このミサイルは現地時間6月30日未明3時40分(北京時間6月30日午後6時40)に発射され、大気圏外で太平洋を横断し、マーシャル群島付近の的に命中した。
ミサイルが発射されて5時間後にウルムチ市上空を通過したことになる。

アメリカが中国側にミサイルの上空通過を事前に通告したのか、中国側がミサイルの弾道を解析したのかは不明である。

ミサイル実験が失敗し、中国領空内で落下したらどのような事態になっていたことやら。ウルムチ周辺には中国の核兵器施設が点在している。

また、カリフォルニアで発射しマーシャル群島に落下するミサイルがウルムチ市を通過するためには地球を一周以上しないと説明が付かないことは言うまでもない。


【中国】新疆の住民がUFOを観測、専門家「正体は米国の大陸間弾道ミサイル」


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