2010年8月25日水曜日

チリ落盤事故 33人奇跡的生存も救出に4カ月


「救出にはさらに4カ月程度かかる見通し」 ~チリ、33人地下で17日間生存 鉱山の落盤事故

南米チリ北部コピアポ近郊の鉱山で5日に起きた落盤事故で、閉じ込められた33人全員が、事故から17日がたった今も地下避難所で生存していることが判った。

地下約700メートルの地中に掘り進んだドリルを引き上げたところ「33人は避難所で元気でいる」との手書きのメッセージが付いていた。
避難所に水の備蓄や通気孔があったため、17日間にわたって生存が可能だった。

避難所が深い場所にあるため、救出にはさらに4カ月程度かかる見通しだが、その間チューブを避難所に差し入れて水や食料、酸素を供給するほか、カメラやマイクを届けて連絡が取れるようにする方針。

「みんな健康だが、腹が減っている」 地下700mから、閉じ込められた人々の肉声…チリ落盤事故

23日、地下約700メートルの地中で生存が確認された鉱山労働者と地上との間に通話回線が設置され、労働者らは「みんな健康だが、腹が減っている」などと話した。

救助関係者が地上から1人1人と会話。1人が胃の痛みを訴えたが、ほかには健康上の問題がないことを確認した。労働者は、歯ブラシがほしいなどと訴えた。

地上からは、水や栄養補給用のゼリー、薬などの輸送が始まった。徐々に固形の食べ物に切り替えていく方針。
保健省は、肉体的・精神的な健康状態を調べるため「最後に食事をしたのはいつか」「下痢の症状や吐き気はあるか」などを尋ねる質問票を作成し、労働者に送った。

「地下700mに閉じ込められた作業員33人に、救出に4ヶ月かかるとは伝えてない」…チリ鉱山事故

作業員の士気低下や精神的な悪影響を避けるための配慮とみられる。
作業員は22日に無事が判明するまで、避難所に備蓄されたツナ缶や牛乳、ビスケットを48時間おきに少しずつ口にし、地下水などでしのいでいた。
既に流動食などが供給されているが、ロイター通信によれば、政府は作業員の気晴らしのため、トランプなども送る方針。

作業員達が閉じ込められている現場は狭いシェルターに隔離されている状態ではなく、10kmほどの坑道に繋がっており、その間をトラックが移動できる程度の空間的余裕がある。
33人は全員男性で、現地は真冬だが、地下は随時温度が34度ほどあり湿度も相当ある。

ということで、一刻も早い救出が望まれる。


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