2010年9月30日木曜日

尖閣問題の真相に迫る2 実は日本も荷担しての猿芝居だったのか?


尖閣問題は人民元切り上げがらみの米中間の抗争という見方もあるが、実はなれ合いで、国民の目を外に向けさせることによって内政問題をうやむやにするための猿芝居であった可能性もある。米中は最終的には抗争状態になると予想されるが、現段階ではまだそこには至らず、腹の中を探り合い、状況によっては野合する場合もある。

アメリカの事情はオバマ政権の不人気である。この場合仮想敵国を捏造することで国民の目をそらすのが常道だ。中国の事情はバブル崩壊による不況と所得格差に対する庶民の不満捌け口探しである。
そしてスケープゴートに選ばれたのが日本というわけだ。中国に日本を叩かせることによって、中国は国民を反日に向かわせ、アメリカは中国リスクを喧伝して、国民の好戦意識を煽る。
日本がまるで馬鹿丸出しのようだが、日本とて全く損というわけではない。国内にくすぶっていた安保縮小論を蹴散らすことができるし、沖縄に進駐軍が居座る名目もできる。さらにアメリカ追従を是認する風潮を作ることができる。
民主党政権としては不景気に対する抜本的な解決策が見いだせず、国民の不信感は募るばかりである。
で、国民の目が外国に向いてくれれば、しばらくは国内問題の矛盾に頬被りする時間稼ぎができるのである。

見た目の状況と違いすぎるいささか荒唐無稽な推論だが、実際に国内で行われている不可解な行動事例を見ると、他の解釈では説明が付きづらいのも事実だ。

【経済】 世界2位の経済大国中国に支援は不要=英独が対中援助中止・削減へ―米メディア

「この期に及んで中国に経済援助をしている国などあったのか!」と呆れる諸兄も多いだろうが、その筆頭国は他ならぬ日本である。

勿論、文字通り「援助」と解してはこの謎は解けない。援助は援助でもこれで交際しようという意味だ。

≪2007年から2008年にかけ、外国の対中援助額は26億ドル(約2190億円)に上る。
一方、一人当たり収入が中国の10分の1しかないエチオピアが受け取った外国の援助はわずか16億ドル(約1350億円)だ。≫


ここで義憤に駆られてエチオピアを引き合いに出すのも愚かというものである。エチオピアは世界有数の美女産出国だが…。

【日中友好】 高松市、中国姉妹都市と親善訪問決行 「厳しい状況だからこそ草の根の交流は大切」と大西秀人市長

バカウヨなどは口から泡を飛ばして騒ぎそうだが、逆に日本のこのような不可解な行動は中国側にしても彼らの常識外のしろもので、相当に不気味なはずである。したがって、高松市の対応は一概に非難できない。中国の一般人は日本を「得体の知れない国」と畏怖してくれるかもしれない。

今回の尖閣問題が日中米のヤラセであっても、高松市あたりにはそんな情報は伝えられていないはずだ。今回は市長の判断ではなくもっと上からの指令で動いているのだろう。
 
【尖閣衝突】日中関係という国益を優先することが最も重要-経団連会長、船長釈放を評価

一見売国的発言のようだが、このクラスの御仁ならば国家機密も当然知っているだろう。尤も、この問題がヤラセであったとしても、会長の発言自体がお馬鹿な印象を免れない。自分を馬鹿に見せて相手を油断させる作戦か?

村田製作所、国内非正規社員3000人削減へ 円高対応で余剰設備をアジアに

「来年4月に中国・無錫で主力のコンデンサーなどを製造する新工場の稼働を予定」とのことだが、マスゴミ報道だけを鵜呑みにすればこの会社の行動はお馬鹿そのものである。しかし、少し頭が働く御仁なら、「何か変だな」と気付くはずである。

ここ以外でもトヨタを始め大企業がこぞって中国に設備投資をしているのは周知の事実である。

当然彼らはある程度資産に対する安全性の保障があるからこそ投資を行っているのだろうが、中国リスクが存在する事実に変わりはない。
リスク計算の結果による判断なのか、アメリカに命令されて実行しているだけなのかは不明である。


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