2011年2月24日木曜日

ニュージーランド大地震で邦人行方不明者多数も相変わらずの政府対応ぶり


日本援助隊が救出活動=邦人27人依然不明―NZ地震3日目

≪外務省の調べでは、安否不明となっている日本人は、富山市立富山外国語専門学校の学生10人、留学仲介会社「ワールドアベニュー」(東京都千代田区)手配の留学生10人ら計27人。≫ 

観光立国のニュージーランドには大量の日本人が訪れている。日本人は美味しいカモのはずだったのだが、NZ政府の日本に対する対応は非友好的だった。

【ニュージーランド】NZ外相、シー・シェパード船寄港黙認の方針

やはり、アメリカの顔色を伺っているのだろう。


【グルメ】馬の精液のドリンクはいかが?ニュージーランドのゲテモノ料理祭り


今回地震の被害にあった南島は北島に較べて目玉が今ひとつである。で、いろいろ話題作りに躍起になっていた。

【国際/災害】NZで強い地震、建物の崩壊や多数の死傷者も

ニュージーランドは日本同様プレート境界線上に位置し、世界有数の地震国である。地質学的には日本と非常によく似た島なのである。
私は最初M6.3と聞き、「大したことないな」と思ってしまった。しかし、阪神淡路大震災同様、震源が浅い直下型だったので、甚大な被害が出てしまった。
クライストチャーチには耐震構造が脆弱な旧式の建築物が多く、これが被害を拡大させる結果になった。
昨年もM7.0の地震が発生したが、震源が深かったためそれほど大きな被害には至らなかった。

富山外国語専門学校の生徒ら23人被災 12人の安否不明

ニュージーランドには語学研修と銘打った観光が盛んである。NZ訛りを覚えてもあまりいいことはないと思うのだが、研修という建前があると財布のひもが緩んでしまう傾向が強い日本人の習性を巧みに利用した商売だろう。

ニュージーランドの英語ってなまりありますか?

発音はともかくとして、治安は比較的よく、物価も安めなので、語学留学としてお薦めする人は多い。

今回被害に遭った専門学校は研修として行ったのだろうが、やはり災害に対して考慮しておくべきだったのかもしれない。
他の災害には注意を払っても、地震に関しては多発国に旅行する際にも考慮されない傾向がある。

【NZ大地震】 「助けて」「がれきに埋もれている」 富山外国語専門学校の生徒ら被災…十数人安否不明

地震の被害に遭った時、それがどのような環境だったのかが生死を大きく左右する。中国で起きた地震で大量の死傷者が出るのは、人命軽視の体質がそのまま反映しているためだ。
スマトラ沖大地震はその規模が桁外れだったことは勿論だが、先進地域でなかったことも被害拡大の要因になった。

【ニュージーランド地震】非常事態宣言、日本人が不明の建物は15人の生存者を発見するも捜索停止

今回の地震場所は、先進文明圏ではあるが、人口が過疎の国で発生したため、救援活動にも必要人数がそろえられないという問題を抱えることになる。

【ニュージーランド地震】 「72時間の壁」 24時間だと生存率90%、48時間だと50%と下がり、96時間だと5%

≪政府は国際緊急援助隊を政府専用機で派遣し、被災者の家族も希望すればこれに乗せるという。≫

NZ政府は外国の緊急援助を要請するしかない状況なのである。邦人に被害者がいる以上、日本としても自国の救援体制の真価が問われる時だ。

【NZ地震】「家族を失望させた」富山市長が政府批判 専用機同乗が一転、「やっぱり無理」

日本はかつて阪神・淡路大震災で、その対応の悪さから必要以上に被害を拡大させてしまった汚点を残している。

救援活動は時間との勝負である。指示系統のもたつきはあまり改善されているとは思えない。



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