2011年8月11日木曜日

夏休み宿題「読書感想文」大嫌い!コピペ横行にみる文科省マンネリ低能教育の実態


学生にとって夏休みは楽しいものだがそれに水を差すのが夏休みの宿題だ。
進学を目指している子供は勝手に塾に行くだろうし、余計なことをしなくてもいいだろうと思うのだが、私のような考え方はせせこましい日本人独特の習性から逸脱している。

宿題の内容は判で押したように同じで、「読書感想文」「絵日記」「自由研究」「ドリル」などである。

そのうち、「自由研究」は事実上お父さんの宿題みたいな現状になっている。

夏休みの宿題の嫌な思い出 「読書感想文」がトップ

≪技術職の24歳女性も「あらすじを書いてはダメ、感想だけじゃダメ…。じゃあ一体何を書けばいいんだ」と頭を抱えていたそうだ。 22歳事務職の女性は、「主人公が××したところが面白かった」くらいしか思いつかず、 親に書いてもらっていたという。≫

とりわけ嫌われているのが「読書感想文」である。
「さあ、書け」と言われても、どう書いていいのかさっぱり解らないからだ。

いきなり作文用紙を渡して、「さあ、書け」で終わってしまう先生もいる。

少し、親切な先生は「読書感想文の書き方」なるお経の文句のような意味不明のプリントを配って、「よく読んで書け」などと言うかもしれない。

更には、まじめな先生は(上記のような指導しかしない先生は当然不真面目な先生です)授業で「指導」をするかもしれない。
しかし、作文の結果を几帳面に添削してくれる先生も、作文に至るプロセスを丁寧に指導してくれることは少ない。
というか、できない。この指導は個人指導が基本なので大勢を相手の授業では無理なのである。

で、筋の悪い生徒は落ちこぼれて読書感想文に恐怖を覚え、結果として読書嫌いになってしまう生徒も多かった。

ところが、そんな読書感想文事情も昨今変わってきた。
子供が筆まめになったのである。理由は「メール」の普及だ。
作文など慣れの要素が多いので、メールを頻繁にやりとりすることで、作文法なども体得できてしまうのである。
メールの内容には、テレビドラマの批評なども含まれる。これなどはそのまま「読書感想文」と言っても過言ではない。

更に、インターネット上では学校の先生よりも上手に読書感想文指導をしてくれるサイトもある。

小中学生も「コピペ」時代 盗作チェックいたちごっこ

しかし、どの生徒も自分の文章力上達を目指しているわけではない。「いかに楽にノルマをこなすか?」という方向に考えるのが自然というものだ。
最も楽な方法は、出来合いのコピーである。出来合いはネット上でゴロゴロしているのでそれを写せばOKである。
中には、「ワープロで作成しました」と、プリントしたのをそのまま提出する剛の者もいるかもしれないが、大概の生徒はそこまで度胸はないだろう。
結果としては、読書感想文ならぬ「書写」の宿題ということになるが、皮肉なことに下手な作文を書くよりはその方が文章能力向上に役立つ。

問題は、学校の先生に盗作を見抜く眼力があるかということだが、国語のスペシャリストではない小学校の先生には少し酷な要求である。
中学校や高校・大学で盗作が見抜けない先生は実力不足。



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